近畿地方は6月11日の入梅宣言後、雨なしの空梅雨気味の天気が続き、あちらこちらで渇水の心配がされていました。ところが7月に入り一転して雨が連日のように降り、水不足の心配も全くなくなり、皆さんの植えられた「山田錦の苗」はすくすくと順調に育っています。そして、周囲を緑の山々に囲まれた猪名川町槻並一帯の田圃は緑の絨毯に覆われてはじめ、低い山裾に細長く広がる見事な田園風景となっています。現在の苗は当初の2本から3本がもう12本から15本ぐらいに分茎し株の張り方もしっかりしてきました。
6月中ごろから、圃場のすぐ傍を流れる小川に、夏の風物詩「源氏ホタル」が飛び交い、美しい光に心が癒される風景が見られました。
【田植え後の稲管理についてのご報告】
6月9日に通常の約半分ばかりの除草剤(クサトリエースLジャンボ500g)を施し、7月5日に畦の草刈を行いました。畦の草刈は害虫の防御のための大切な作業で、稲刈りまでには後、3回〜4回は必要となります。
今後は天候を睨みながら、7月15〜25日までの間に、田圃の水を落とす「中干し」を行い、18日には倒伏防止の調整肥(PK化成20g/10a)を施す予定です。
|